親知らず

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親知らずとは?

親知らず・親知らずの抜歯|埼玉県越谷で親知らずの抜歯なら南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科

奥歯のさらに奥が痛む、歯茎が腫れている、親知らずを抜くべきか迷っている……。お口の奥に生えてくる親知らず(智歯)は、多くの方にとって悩みの種になりやすい歯です。 埼玉県越谷市、南越谷駅・新越谷駅から徒歩圏内にある「南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科」には、口腔外科専門医が在籍しております。最新の歯科用CTを用いた精密な診断と、専門医としての豊富な経験に基づき、患者様にかかる負担やリスクをできる限り抑えた親知らずの抜歯を行っております。 他院で「大学病院でないと抜けない」と言われたような難症例も含め、越谷市や南越谷周辺で親知らずのトラブルにお困りの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

親知らず

親知らずとは、お口の中でも一番奥、前歯から数えて8番目に位置する歯のことです。正式には「第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)」や「智歯(ちし)」と呼ばれます。
通常、大人の歯(永久歯)は15歳前後までに生え揃いますが、親知らずはそれよりも遅く、10代後半から20代前半にかけて生えてくることが一般的です。親が子どもの口の中を管理しなくなる(親が知らない)年齢になってから生えてくることが、「親知らず」という名前の由来だと言われています。
上顎の左右、下顎の左右に合計4本生える可能性がありますが、生まれつき親知らずが存在しない方(先天性欠如)や、4本揃っていない方、顎の骨の中に完全に埋まったまま一生生えてこない方など、個人差が非常に大きいのが特徴です。

なぜ親知らずはトラブルを起こしやすいのか

なぜ親知らずはトラブルを起こしやすいのか|埼玉県越谷で親知らずの抜歯なら南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科

現代人は、昔の人に比べて柔らかい食べ物を好むようになったため、顎の骨が小さく進化(退化)している傾向にあります。そのため、一番最後に生えてくる親知らずが並ぶための十分なスペースが顎に残っておらず、斜めに生えてきたり、横向きに倒れて手前の歯にぶつかったり、歯茎に半分埋まったままになったりすることが多くなります。 このように不自然な生え方をした親知らずは、歯ブラシが届きにくく、汚れ(プラーク)が溜まりやすい状態になります。その結果、虫歯になったり、周囲の歯茎が細菌感染を起こして炎症(智歯周囲炎)を引き起こしたりと、さまざまなトラブルの原因となってしまうのです。

南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科の親知らず治療の特徴

01. 口腔外科専門医による的確な診断と高度な抜歯技術

口腔外科専門医による的確な診断と高度な抜歯技術

当院の親知らず治療の最大の強みは、お口周りの外科処置のスペシャリストである「口腔外科専門医」が在籍している点です。親知らずの抜歯は、歯の根が複雑な形をしていたり、骨の中に深く埋まっていたりと、歯科医師の技術と経験が大きく問われる処置です。 当院では、専門的な知識と豊富な臨床経験を持つドクターが処置を担当するため、一般的な歯科医院では大学病院を紹介されるような「横向きに生えた親知らず」や「完全に埋まっている親知らず(埋伏智歯)」など、難易度の高い抜歯にも幅広く対応可能です。

02. 歯科用CTを用いた立体診断でリスクを軽減

歯科用CTを用いた立体診断でリスクを軽減|埼玉県越谷で親知らずの抜歯なら南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科

親知らずの抜歯、特に下顎の親知らずの根の近くには「下歯槽神経(かしそうしんけい)」という太い神経や血管が入った管が通っています。また、上顎の親知らずの近くには「上顎洞(じょうがくどう)」という鼻につながる空洞があります。 これらの重要な組織を傷つけてしまうと、術後に唇の麻痺が残ったり、蓄膿症の原因になったりするリスクがあります。 当院では、従来の平面的(2D)なレントゲン撮影だけでなく、お口の中を3Dで立体的に把握できる「歯科用CT」を導入しております。親知らずの根の形や、神経・血管との位置関係、顎の骨の厚みなどを事前にミリ単位で正確に把握することで、処置中のトラブルを未然に防ぎ、リスクを最小限に抑えた抜歯ルートをシミュレーションします。

03. 痛みに最大限配慮した麻酔と処置

痛みに最大限配慮した麻酔と処置|埼玉県越谷で親知らずの抜歯なら南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科

「親知らずの抜歯は痛い、怖い」というイメージを持たれている方は多くいらっしゃいます。当院では、治療中の痛みをできる限り軽減するため、麻酔の打ち方からこだわっています。 まず、注射を打つ部分の歯茎に「表面麻酔」を塗布し、感覚を麻痺させます。その後、歯科で用いられる中で最も細い注射針を使用し、麻酔液を一定のゆっくりとした速度で注入することで、麻酔時のチクッとした痛みや圧迫痛を大幅に和らげます。 また、歯茎の切開が必要な難症例の場合でも、必要に応じて電気メスなどを使用し、出血や術後の腫れを抑える低侵襲(体への負担が少ない)な処置を心がけております。

04. 総合歯科ならではの「無理に抜かない」選択肢のご提案

総合歯科ならではの「無理に抜かない」選択肢のご提案|埼玉県越谷で親知らずの抜歯なら南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科

親知らず=即抜歯、ではありません。当院は一般歯科をはじめ、予防治療、矯正治療、インプラント、入れ歯など、幅広い治療に対応する総合歯科クリニックです。 もし親知らずがまっすぐ健康に生えている場合、手前の奥歯を虫歯などで失ってしまった際に、親知らずを移動させたり(歯牙移植)、ブリッジの土台として活用したりできる可能性があります。目先のトラブルだけでなく、患者様の10年後、20年後のお口全体の健康と機能を見据え、本当に抜歯すべきか、残すべきかを的確に診断し、ご提案いたします。このように不自然な生え方をした親知らずは、歯ブラシが届きにくく、汚れ(プラーク)が溜まりやすい状態になります。その結果、虫歯になったり、周囲の歯茎が細菌感染を起こして炎症(智歯周囲炎)を引き起こしたりと、さまざまなトラブルの原因となってしまうのです。

親知らずの抜歯について

親知らずの抜歯について

親知らずを抜くかどうかは、その状況に応じて異なります。特に問題がなければ放置も可能ですが、多くの場合、奥に位置するため十分なケアが行き届かず、むし歯になりやすいです。 また、親知らずの存在が歯並びに影響を及ぼしたり、手前の歯にむし歯を引き起こしたりということもあるため、これらが抜歯を検討する要因となります。
一方で、手前の歯が欠けた場合、健全な親知らずはブリッジの支えとして活用できることもあります。さらに、残った親知らずを保存治療や再生治療に利用する可能性もあるため、状況に応じた判断が必要です。

抜歯が推奨されるケース

痛みがある、または腫れを繰り返している場合

親知らずが半分だけ顔を出しているような状態は、歯と歯茎の間に深い溝ができ、非常に不潔になりやすいです。ここに細菌が繁殖して炎症を起こすことを「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」と呼びます。智歯周囲炎が悪化すると、激しい痛み、顔の腫れ、口が開きにくくなる(開口障害)、飲み込むときの痛み(嚥下痛)などを引き起こします。一度炎症を起こした場所は繰り返すことが多いため、抜歯が推奨されます。

斜めや横向きに生え、手前の歯に悪影響を与えている場合

親知らずが横向きに生え、手前の大切な奥歯(第二大臼歯)に強くぶつかっている場合、手前の歯の根を溶かしてしまったり(歯根吸収)、歯と歯の間に汚れが溜まって手前の歯まで重度の虫歯にしてしまったりするリスクが高いため、早めの抜歯を検討します。

重度の虫歯や歯周病になっている場合

親知らずは奥にあって治療器具が届きにくいため、虫歯の治療(特に神経の治療)が非常に困難です。また、治療しても再度虫歯になるリスクが高いため、進行した虫歯の場合は抜歯を選択することが一般的です。

歯並び(歯列矯正)に影響を及ぼす場合

親知らずが手前の歯を前方に押し出すように生えてくることで、前歯の歯並びがガタガタに崩れてしまうことがあります。矯正治療を行う際や、治療後の後戻りを防ぐために抜歯を行うことがあります。

抜歯が不要なケース

まっすぐ正常に生え、上下でしっかり噛み合っている場合

他の歯と同じようにまっすぐ生え、上下の親知らずが正しく噛み合って食事の役割を果たしており、虫歯もない場合は、無理に抜く必要はありません。しっかりと歯磨きをして清潔に保つことができれば、大切なご自身の歯として機能します。

完全に骨の中に埋まっており、症状がない場合(完全埋伏智歯)

親知らずが歯茎や顎の骨の中に完全に埋まっており、痛みや腫れがなく、手前の歯や神経にも悪影響を及ぼしていない場合は、すぐに抜歯する必要はありません。定期検診でレントゲン撮影を行い、状態に変化がないかチェック(経過観察)を続けます。

親知らず抜歯の難易度と費用目安(保険適用)

当クリニックの親知らずへの対応

親知らずの抜歯は、生え方や根の形状によって難易度が大きく変わり、それに伴って処置時間や費用も変動します。当院での親知らずの抜歯は、原則として健康保険が適用されます。 ※以下の費用は、保険適用(3割負担)の場合の目安です。初診料や再診料、お薬代、レントゲン・CT撮影代などは別途必要となります。

まっすぐ生えている場合(難易度:低)

まっすぐ生えている場合(難易度:低)|埼玉県越谷で親知らずの抜歯なら南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科

上の親知らずに多く見られるケースです。歯の頭が完全に見えており、根の形も複雑でなければ、通常の歯の抜歯と大きな違いはありません。比較的短時間(15分〜30分程度)でスムーズに抜歯が可能です。

斜めや横向きに生えている場合(難易度:中)

斜めや横向きに生えている場合(難易度:中)|埼玉県越谷で親知らずの抜歯なら南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科

歯の一部だけが歯茎から見えており、横向きに倒れているケースです。そのままでは引っかかって抜けないため、歯茎を少し切開したり、親知らずの頭の部分(歯冠)を歯科用器具で分割して、細かくしながら取り出します。必要に応じて最後に糸で縫合します。

骨の中に深く埋まっている場合(埋伏智歯)(難易度:高)

骨の中に深く埋まっている場合(埋伏智歯)(難易度:高)|埼玉県越谷で親知らずの抜歯なら南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科

下の親知らずに多く見られます。親知らずが完全に、あるいは大部分が骨の中に埋まっている状態です。歯茎を切開し、歯を覆っている顎の骨を少し削ってから、歯をいくつかに分割して慎重に取り出します。処置には30分〜1時間以上かかることもあります。神経や血管の位置関係を正確に把握するため、事前のCT撮影が必須となります。

【重要】難症例への安全な対応・医療連携について

親知らずの根が太い神経や血管に極めて近い場合や、極度に深い位置に埋まっている場合、一般の歯科医院では「設備が整った大学病院や総合病院に行ってください」と紹介状を渡されるケースが少なくありません。
当院では口腔外科専門医が在籍し、歯科用CTによる精密な立体診断設備が整っているため、こうした難症例の多くを当院内で安全に抜歯することが可能です。遠方の大きな病院へ通う時間的負担を減らし、身近なクリニックで専門的な外科処置を受けていただけます。
(※全身麻酔が必要なケースや、重篤な全身疾患をお持ちで入院管理が必要と判断される極めて稀なケースにつきましては、患者様の安全を第一に考え、速やかに適切な高次医療機関へご紹介する連携体制も整えております。)

当日に親知らずの抜歯が「できない」ケースについて

「親知らずが痛いので、今日すぐに抜いてほしい」とご来院される患者様は多くいらっしゃいます。しかし、お口や全身の状況によっては、初診当日の抜歯をお断りし、別の日程をご案内させていただくケースがございます。これは安全に処置を行うための重要な判断ですので、ご理解をお願いいたします。

歯茎が強く腫れ、激しい痛みがある場合(急性炎症)

歯茎が強く腫れ、激しい痛みがある場合(急性炎症)

智歯周囲炎が悪化し、強い腫れや激しい痛みがある状態(急性炎症期)では、麻酔が非常に効きにくくなります。また、この状態で無理に抜歯を行うと、細菌が血管を巡って全身に感染が広がるリスクがあり、術後の腫れや痛みも通常よりはるかに強く出てしまいます。 そのため、当日は患部の洗浄・消毒を行い、抗生物質と痛み止めを処方して炎症を抑える「応急処置」にとどめます。数日後、薬が効いて症状が落ち着いたことを確認してから、安全に抜歯を行います。

体調が優れない・発熱や極度の疲労がある場合

体調が優れない・発熱や極度の疲労がある場合

親知らずの抜歯(特に下顎や埋伏歯)は、出血を伴う外科手術(小手術)です。発熱がある、極度に疲労している、睡眠不足であるなど、体調がすぐれない状態では免疫力が低下しており、抜歯後に細菌感染を起こしやすくなります。傷の治りも遅くなるため、体調が万全に回復してからの抜歯をご案内します。

全身疾患がある・特定のお薬を服用されている場合

全身疾患がある・特定のお薬を服用されている場合

高血圧、糖尿病、心疾患などの全身疾患がある場合や、「血液をサラサラにするお薬(抗凝固薬・抗血小板薬)」、「骨粗しょう症のお薬(ビスフォスフォネート系薬剤など)」を服用されている方は、抜歯時に血が止まらなくなったり、顎の骨が壊死を起こしたりする重大なリスクが伴います。 必ず事前に「お薬手帳」をご提示ください。かかりつけの内科医に現在の全身状態や休薬の可否を確認(対診)した上で、安全が確認できてから抜歯の計画を立てます。

妊娠中・授乳中の方

妊娠中・授乳中の方

妊娠中はホルモンバランスの変化により歯茎が腫れやすくなります。しかし、親知らずの抜歯にはレントゲン撮影、局所麻酔、術後の抗生物質や痛み止めの服用が伴うため、お腹の赤ちゃんへの影響を考慮し、原則として出産後、体調が落ち着いてからの抜歯をおすすめしております。妊娠中に痛みが出た場合は、安全な範囲で患部の洗浄などを行い、痛みを和らげる処置を行います。

痛みに配慮した親知らず抜歯の流れ

複雑な抜歯でなければ所要時間は15〜30分程度ですが、骨の中に埋まっていたり、根の形が複雑な場合は1時間程度かかることもあります。当院での一般的な抜歯の流れをご説明します。

Step 1

精密検査(レントゲン・歯科用CT)とカウンセリング

まずはお口全体の状態を把握するため、レントゲン撮影を行います。親知らずの生え方や神経との距離にリスクが疑われる場合は、歯科用CTによる3D撮影を追加で行います。画像をご覧いただきながら、抜歯の難易度、処置の方法、術後のリスクなどを丁寧に説明し、同意を得てから治療に進みます。

精密検査(レントゲン・歯科用CT)とカウンセリング

Step 2

痛みに配慮した麻酔処置

抜歯時の痛みをなくすため、局所麻酔を行います。注射の痛みを和らげるため、歯茎に表面麻酔を塗布し、極細の針を使用してゆっくりと麻酔液を注入します。麻酔がしっかりと効くまで十分に時間を置きます。

痛みに配慮した麻酔処置

Step 3

抜歯処置

麻酔が効いていることを確認し、処置を開始します。まっすぐ生えている場合は鉗子(かんし)という器具で抜きます。横向きや埋まっている場合は、歯茎を切開し、歯を分割して取り出します。麻酔が効いているため痛みは感じませんが、歯を押されたり引っ張られたりする感覚は残ります。

抜歯処置

Step 4

止血と縫合

抜歯が終わったら、傷口の中の不良肉芽(感染した組織)などを綺麗に取り除き、化膿しないように消毒します。歯茎を切開した場合や傷口が大きい場合は、治りを良くするために糸で縫合します。その後、ガーゼを20〜30分ほど強く噛んでいただき、血が止まったことを確認してからご帰宅いただきます。

止血と縫合

Step 5

術後の消毒と抜糸(糸抜き)

術後は痛み止めと抗生物質を服用していただきます。処置の翌日〜数日後に、傷口の確認と消毒のためご来院いただきます。歯茎を縫合した場合は、術後約1週間〜10日後に糸を抜く処置(抜糸)を行います。抜糸自体は痛みはほとんどありませんのでご安心ください。

術後の消毒と抜糸(糸抜き)

Step 6

メンテナンス

術後は痛み止めと抗生物質を服用していただきます。処置の翌日〜数日後に、傷口の確認と消毒のためご来院いただきます。歯茎を縫合した場合は、術後約1週間〜10日後に糸を抜く処置(抜糸)を行います。抜糸自体は痛みはほとんどありませんのでご安心ください。

メンテナンス

親知らず抜歯に伴うリスクと合併症について

親知らずの抜歯は外科処置であるため、適切な処置を行っても一定のリスクや合併症が生じる可能性があります。当院では事前のCT診断等でこれらを回避するよう最大限努めておりますが、あらかじめご理解いただくことが重要です。

術後の痛みと腫れについて

親知らずの抜歯後、麻酔が切れると痛みが生じます。また、特に下顎の埋まった親知らずを抜歯したり、骨を削ったりした場合は、体が傷を治そうとする炎症反応によって頬が腫れることがあります。 腫れと痛みのピークは術後2〜3日目で、その後1週間〜10日程度で徐々に落ち着いていきます。痛み止めを処方しますので、我慢せずに服用してください。腫れが強い場合は、濡れタオルなどで「軽く」冷やす程度にとどめ、氷などで急激に冷やすと血流が悪くなり傷の治りが遅くなるため避けてください。

ドライソケット(抜歯窩治癒不全)のリスク

抜歯後の傷口に血の塊(血餅)ができず、顎の骨がむき出しになった状態を「ドライソケット」と呼びます。術後3〜5日経っても痛みが引かない、あるいは激しい痛みが続く場合はこのドライソケットが疑われます。激しいうがいなどが原因で起こることが多いため、術後の過ごし方には十分注意が必要です。万が一症状が出た場合は、当院で傷口の保護と痛みを和らげる処置を行います。

下歯槽神経の麻痺(下唇や舌のしびれ)リスク

下顎の親知らずの根の近くには、下唇や顎の皮膚の感覚を司る「下歯槽神経」が走っています。親知らずの根の先がこの神経に極めて近い、あるいは接触している場合、抜歯の刺激によって術後に下唇や舌にピリピリとした痺れや感覚鈍麻(触っても感覚が薄い状態)が残る可能性があります。通常は数ヶ月〜半年程度で自然に回復、またはビタミン剤の投与などで改善しますが、稀に長期間残る場合があります。当院では事前のCT診断により、このリスクを事前に評価し、危険が高い場合は大学病院をご紹介しております。

上顎洞との交通リスク(上顎の場合)

上顎の奥歯のすぐ上には、「上顎洞」という鼻腔に繋がる大きな空洞があります。上顎の親知らずの根がこの上顎洞に突き抜けている場合、抜歯によってお口と鼻の空洞が繋がってしまう(上顎洞瘻)ことがあります。水などを飲むと鼻から漏れたり、鼻血が出たりすることがあります。通常は自然に塞がりますが、感染を起こすと蓄膿症(上顎洞炎)になるリスクがあるため、術後は鼻を強くかむことを避けるなどの注意が必要です。

親知らず抜歯後の注意点・正しい過ごし方

親知らず抜歯後の注意点・正しい過ごし方

抜歯後の傷口を早く、きれいに治すためには、患者様ご自身による術後のケアが非常に重要です。 以下の「やってはいけないこと」と「気をつけること」を必ずお守りください。

やってはいけないこと(NG行動)

抜歯後のトラブルで最も多い「再出血」や「ドライソケット」を防ぐため、以下の行動は避けてください。

激しいうがいをする

傷口を塞ぐための「血餅(けっぺい:血の塊)」が洗い流されてしまい、ドライソケットの原因になります。出血が気になっても、強くゆすがず、唾液を優しく吐き出す程度にしてください。

抜歯当日の長時間の入浴や激しい運動

血行が良くなると、血が止まりにくくなったり、ズキズキとした痛みが増したりします。当日はシャワー程度で軽く済ませ、激しいスポーツなどは控えて安静に過ごしてください。

飲酒・喫煙

アルコールは血流を良くするため再出血のリスクを高めます。また、タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、傷口への酸素や栄養の供給を妨げるため、傷の治りが極端に悪くなります。抜歯後数日は必ず禁煙してください。

患部を指や舌、歯ブラシで触る

気になっても絶対に触らないでください。細菌が入り込んで感染を起こす原因になります。抜歯した部位の歯磨きは避け、周囲の歯を優しく磨くようにしてください。

気をつけていただきたいこと(推奨行動)

処方されたお薬を正しく飲む

感染を防ぐための「抗生物質」は、痛みがなくても処方された日数を必ず最後まで飲み切ってください。「痛み止め」は、麻酔が切れる前、あるいは痛みを感じ始めたいタイミングで早めに服用してください。

食事の工夫

麻酔が完全に切れてから(術後2〜3時間後)お食事をとるようにしてください。数日間は、抜歯した側とは反対側の歯で噛むようにし、おかゆ、うどん、ゼリーなど、あまり噛まなくて済む柔らかいものがおすすめです。香辛料などの刺激物や、極端に熱いものは傷口への刺激になるため避けてください。また、ストローを使って飲み物を飲むと、口の中が陰圧になり血餅が剥がれやすくなるため使用しないでください。

親知らずに関するよくあるご質問

A

「親知らずを抜くとエラがすっきりして小顔になる」という噂を聞くことがありますが、医学的には顔の輪郭が劇的に変わることはほとんどありません。ただし、下の親知らずが横向きに生えて顎の骨を外側に押し広げていたようなケースでは、抜歯により周囲の骨が吸収され、わずかにすっきりした印象になることはあります。小顔目的での抜歯は推奨しておりません。

A

一度完全に抜歯した親知らずが、後から再び生えてくることは絶対にありません。もし抜歯後に硬いものが歯茎から出てきた場合は、傷口の治癒過程で排出された「骨の欠片(腐骨)」であるか、稀に親知らずとは別の「過剰歯(余分な歯)」が存在している可能性があります。気になる場合は当院へご連絡ください。

A

親知らずの生え方や根の形状によって大きく異なります。まっすぐ生えている上の親知らずであれば、麻酔が効いてから15分〜30分程度で抜けることが多いです。しかし、下顎で骨の中に深く埋まっている場合や、歯を細かく分割する必要がある難症例の場合は、1時間以上かかることもあります。事前の診断時に、おおよその目安時間をお伝えいたします。

A

患者様の全身状態やご希望、親知らずの生え方によっては同日での複数抜歯も可能です。よくあるのは「右上の親知らずと右下の親知らずを同時に抜く」といったケースです。ただし、左右の歯を一度に抜いてしまうと、両側で食事ができなくなり生活への支障が大きいため、基本的には「右側を処置し、落ち着いたら左側を処置する」といった段階的な治療をご提案しております。

A

現在痛みがなくても、斜めに生えて手前の歯との間に汚れが溜まりやすい状態であれば、将来的に高い確率で虫歯や歯周病、智歯周囲炎を引き起こすリスクがあります。また、手前の健康な歯(第二大臼歯)まで道連れにして虫歯にしてしまう恐れがあるため、トラブルが起きる前に「予防的抜歯」を行うことを強くおすすめします。

A

はい、ぜひ一度ご相談ください。当院には口腔外科専門医が在籍しており、歯科用CTを用いた精密診断が可能なため、他院で大学病院への紹介を勧められた難症例(横向き、完全埋伏など)であっても、多くの場合、当院での抜歯が可能です。まずは現在の状態を確認し、安全に抜歯できるかどうかを的確に診断いたします。

越谷市・南越谷で親知らずのお悩みは当院へご相談ください

埼玉県越谷市・南越谷で親知らずの抜歯・痛みでお悩みの方へ

親知らずの痛みや腫れ、抜歯への不安は、多くの方が抱えやすいお悩みです。南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科では、事前のCT検査による丁寧な診断を行い、痛みや処置中の負担にできる限り配慮しながら、親知らずの状態に合わせた対応を心がけています。 「奥歯の奥が痛む」「歯ぐきが腫れている」「親知らずを抜くべきかわからない」「他院で相談したが不安が残っている」といった場合も、まずは現在のお口の状態を確認することが大切です。 当院は、JR武蔵野線「南越谷駅」から徒歩9分、東武スカイツリーライン「新越谷駅」から徒歩8分のピアシティ南越谷2Fにあり、無料駐車場もご利用いただけます。平日は19:30まで、土曜日も診療しておりますので、越谷市・南越谷周辺で親知らずのお悩みがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

親知らずの抜歯が不安な方へ

南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科では、事前の検査を丁寧に行い、
お口の状態に合わせた治療方針をご案内しています。
親知らずの痛みや違和感がある方は、まずはお気軽にご相談ください。

南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科 理事長・片桐(坂場)雄司

監修/医療法人社団文成会 南越谷ピアシティ歯科・矯正歯科 片桐(坂場)雄司
「怖くない・通いやすい歯科医院」を目指し、患者様の緊張や不安に寄り添う医療を提供しています。日本大学松戸歯学部を卒業後、大学病院や法人歯科にて臨床経験を積み、2013年に錦糸町で開業。見た目だけでなく機能性も重視した審美治療を中心に、地域の皆様の健康をサポートしています。