インプラントの歯科医院選びのポイントや注意点
インプラント治療は、一般的な歯科治療よりも大きな治療になるため、歯科医院選びも重要です。この記事ではインプラント治療をする際の歯科医院選びのポイントを解説していきます。
インプラント治療とは
インプラント治療とは、歯を失ったところの顎骨にインプラント体を埋め込んで固定し、その上に人工歯を装着する方法です。歯を失くしてしまった場合、ブリッジや入れ歯も治療方法として候補にあげられますが、インプラントは、機能面でも審美性においてもブリッジと入れ歯よりも優れています。自然な色味で見た目もよく、違和感やぐらつきもなく自分の歯と同じように噛むことができます。歯を失う前の生活に戻せる治療といえるでしょう。
インプラント治療の歯科医院選びのポイント5選
・カウンセリングや説明が丁寧でしっかりしている
インプラント治療は高度な知識と技術を要する専門性の高い歯科治療です。当然患者様にとってはわからないことや不安も多くなります。インプラント治療を開始する前には必ずカウンセリングや問診が行われますが、そこにきちんと時間を割かない歯科医院は避けておくべきです。患者様の気持ちに寄り添い、不安や心配事を解決する場を設けてくれない歯科医院は治療後にも不安が付き纏い、精神的にもよくない状態になります。
カウンセリングや事前説明が丁寧でしっかりしているということは、インプラント治療で歯科医院を選ぶ際の最低条件です。治療後の定期検診やメンテナンスも安心して受けられるように、これらは注意するポイントです。治療開始前の段階で歯科医師およびスタッフへの不信感や不安が生じたら迷わずセカンドオピニオンを求めましょう。
・インプラントだけでなく口腔内全体の治療ができる
インプラント治療だけに長けている歯科医院では不十分です。インプラント治療はほかの歯科治療とは異なり、顎骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込む手術が必要になります。従来の方法にはない治療手順が含まれ、高度な技術を要するのでインプラント治療に特化した技術および知識、経験などはもちろん必須ですがそこだけで判断するのは危険です。
インプラントは虫歯になることはありませんが、歯周病になるリスクはあります。特にインプラントには「インプラント周囲炎」という特別な病気があり、歯周病になるリスクは高いといわれています。歯周病はインプラント体を支える顎の骨まで破壊してしまう恐れのある病気なので、歯周病が進行してしまうことは、インプラント治療の失敗へ繋がってしまいます。ほかにも、インプラント治療はお口の中の衛生状態もとても大切になります。ですので、インプラント治療を行う場合は、インプラント治療のみに特化している歯科医院(歯科医師)ではなく、歯周病や虫歯、予防歯科など、お口の中全体の治療に精通している歯科医院を選びましょう。
・歯科医師だけでなくスタッフの質が良い
歯科医師だけが優秀だから大丈夫というのは、過信です。インプラント治療は高度な治療なだけに、チーム力が大切になります。ですので歯科医師だけが優秀でも意味がなく、歯科衛生士や歯科助手など、歯科医師をサポートするスタッフの質も重要になります。スタッフ同士でしっかり連帯がとれていることや、患者様に丁寧に対応してくれる歯科医院の方が安心して治療を受けられます。
・歯科医院内の設備が充実している
歯科医師の経験や技術、知識は必須ですが、それだけでは質の良いインプラント治療は成り立ちません。技術を発揮できるだけの設備がしっかり整っていることも大切です。歯科医院の検査設備は公式サイトなどで紹介されているケースも多いので、あらかじめ環境をチェックしておくのも良いでしょう。
・歯科医師が研修会や学会、勉強会に定期的に参加している
インプラント治療の知識や技術は止まることなく、日々進化しています。昔の情報をそのまま実践し、知識や技術を更新しないままでいるのでは、そのインプラント治療は最善であるとはいえません。知識や技術をアップデートするために研修会や学会、勉強会へ定期的に参加をする必要があります。こういった場に積極的に参加している歯科医師は、最新かつ高度な治療を受けられる可能性が高くなります。「良い治療を提供したい」という歯科医師の向上心も見てとれます。
とはいえ、これだけで判断するのは危険です。「認定医」や「専門医」「指導医」など、インプラント治療には資格もありますが、これらはあくまでひとつの判断基準であり指標です。こういった資格がそのまま技術が優れているという事実に直結するわけではないということを念頭に置いておきましょう。資格を過信するのではなく、ひとつの判断基準として捉えておきましょう。
インプラント治療の注意点
治療費が高く、治療期間は長くなる
メリットも多いインプラント治療ですが、保険適用外の治療になるため入れ歯やブリッジなどの歯科治療と比較すると治療費用は高くなります。ですが、インプラントは10年以上、人によっては半永久的に使用できている患者様もいるので、高額な治療費も妥当といえます。
また、インプラント治療は、治療期間が長くなることも覚えておく必要があります。顎骨に埋め込んだ人工歯根(インプラント体)がしっかり結合して固定されるのを待つための「治癒期間」が最低2ヶ月ほど必要になるため、最低でも2ヶ月以上はかかることになります。通院回数は5回ほどとそれほど多くはありませんが、治療期間は長くなるということを念頭においておきましょう
インプラント治療後の生活にはある程度制限がある
インプラントは手術を要する大きな治療なので、治療後の生活にはある程度制限があります。インプラント治療当日は出血がある場合もあるので、しっかりと止血を行い、白い服は避けてシーツには汚れても良いタオルをしいて睡眠をとりましょう。そのほか、血行を促してしまうような運動や入浴は1週間程度避けるようにする必要があります。治療後の生活の詳しい注意点は、担当医に指示を仰ぎましょう。
まとめ
インプラント治療は大きな治療になるため、身体的な負担もほかの歯科治療よりも大きくなります。たくさんのお金と時間をかけて行うため、後悔しないためにも歯科医院選びは慎重に行うことが重要です。
この記事で紹介したポイントや注意点をふまえて、歯科医院選びを行いましょう。
